Canon MP610を分解・修理してみよう!

Canonの名機「PIXUS MP610」。プリントヘッドの洗浄や本体の分解、詰め替えインクのコストなどを勝手に解説。

G7030 ギガタンクは1年半でここまで進化した。G3310と比較検証

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 2018年2月22日。満を持してCANONのエコタンク搭載プリンターGシリーズ(G3310)が登場しました。
        
海外ですでに発売されていたメガタンク搭載のCanon PIXMA Gシリーズをそのまま日本で販売しなおした製品だったため、日本の家庭のニーズに合わないイマイチ購入意欲のわかない製品でした。

1年半の歳月が過ぎ、どれだけ進化したかあまり期待せずに調べてみましたがさすがはCANONさん。しっかりと日本向けに進化していました。


G7030(2019年秋モデル)とG3310(2018年春モデル)の違い

給紙方式が2方式になった

まず、最大の違いは給紙方式が背面だけでなく、前面カセットも採用されたことです。近年の家庭用プリンターでは当たり前の機能ですが、G3310は海外モデルからそのままの設計で販売されたため、まだ背面給紙しかできませんでした。これはA4やB5など用紙を使い分けたい場合などビジネスユースでは致命的かと思いました。2019年春モデルのG6030から採用されています。

印刷スピードの大幅向上

そして、印刷スピードも向上しています。G3310が8.8ipm(モノクロA4 8.8枚/分)の印刷スピードに対してG7030は13ipm(モノクロA4 13枚/分)とかなり速くなっています。6色独立インクタンクの2019年秋モデルのTS8330が15ipmですのでそれほどストレスは感じないのではないでしょうか。

FAX機能がついに搭載

2019年春モデルまでは家庭向けプリンターのコンセプトだったのかFAXは搭載されていませんでしたが、G7030からはFAXが標準装備となりました。私の場合は職場のスペースが狭いため、プリンターとFAXをそれぞれ設置するスペースがありません。これでやっと購入に気持ちが動きそうです。

印刷コストアップ?

仕様表によるとG3310がA4モノクロ1枚 0.3円に対してG7030は0.4円、カラーではそれぞれ0.8円から0.9円に印刷コストが上がっています。ちなみに、インクボトルの種類も変わりましたので注意してください。G7030はGI-30のインクです(G3310はGI-390)。

まぁ、互換インクを使えばいくらでもコストダウンができるとは思うのですが。

G7030とG3310の違いをまとめてみました

型番 G3310 G7030
外観 G3310 発売 G7030 ギガタンク違い
発売年月日 2018年2月22日 2019年11月上旬
価格(2019年9月6日現在) 24,760円~ 43,719円~
印刷コスト(A41枚) モノクロ 0.3円

カラー  0.8円

モノクロ 0.4円

カラー  0.9円

給紙方式 背面100枚のみ 2WAY(背面100、前面カセット250枚)
液晶表示 1.2型モノクロ 2行モノクロ
DVD/CDレーベルプリント 非対応 非対応
インク色数 4色 4色
自動両面プリント 非対応 対応
使用可能用紙サイズ A4、A5、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、
長形封筒3号/4号、はがき、郵便往復はがき、名刺、スクエア(127mm×127mm)、六切、2L判、L判、KG
A4、A5、B5、レター、L判、2L判、KGサイズ、はがき、名刺
印刷スピード

(カラー)

5枚/分 6.8枚/分
印刷スピード

(モノクロ)

8.8枚/分 13枚/分
スキャナー解像度(dpi) 600×1200 1200×2400
外形寸法
(横幅×奥行×高さ)
約445×330×163mm 403×369×234mm

幅約40㎜ダウン

重量 6.3㎏ 9.6㎏。

MP610大好きな私としてはどうなのか

最近、ヤフオクで購入したプリントヘッド(新品と説明)のまとめ買いで痛い目を見ました。いわゆるリユース品だったんですね。外箱では全く分からないのですが、中の銀のパッケージを開けてみると、インク取り付け部のゴムが少しへたっていたり、新品のはずが黒いインクが染み出ていたり・・・。

立て続けにMP610が昇天してしまったために、気をつけていたはずなのですが、騙されてしまいました。5個も購入(泣笑)。

また、うちだけの現象なのかもしれませんが、どのプリントヘッドもシアンが薄くなる現象が数件発生しています。他のカラーはまともなのに。

もう世の中に正常なプリントヘッドはかなり希少になっているのかもしれません。

そんな中で、名機MP610やMP810にかわるプリンターは無いかと模索し続けているのですが、なかなか全てを満たしてくれる神機の登場は今のところ見つかっておりません。

実は、ビジネスモデルのMB5430も3台目になっています。互換インクのせいでしょうか、1年で2台壊れました(涙)。

今回のG7030はビジネスユースでガシガシ使うプリンターではないでしょうが、私の職場(船橋市の動物病院)では診療明細やDMの印刷など月に2000枚近く印刷を行います。ホームユースのMP610はそんなに酷使したら壊れるのは当然ですよね。さっさとレーザープリンター買えよと。

プリンターのインクコスト削減はずっと私の追い続ける信念になっています。このブログがそもそもそうなわけです。

このG7030の発売はまだ先の11月ですが、とってもと~っても期待しています。またレビューできたらと思います。それでは (´∀`)ノシ

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