Canon MP610を分解・修理してみよう!

Canonの名機「PIXUS MP610」。プリントヘッドの洗浄や本体の分解、詰め替えインクのコストなどを勝手に解説。

ジャンクプリントヘッド 買っても大丈夫?ゴミの見極め方。

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U052エラー プリントヘッドの種類が違います

MP610のエラーで一番多いのは主にプリントヘッドの故障の際に現れるU052エラー「プリントヘッドの種類が違います・・・」だと思います。非常にがっかりなエラーです。大概、電源を入れなおしたりプリントヘッドを洗浄しても直らないか、そのまま本体の電源も入らなくなってしまうこともあります。新しいプリントヘッドに交換する必要があります。ネットでは『プリンターヘッド』という表記もみられますが、エラー表示にあるようにCANONでは『プリンヘッド』というのが正式名称です。

このプリントヘッドは購入時に最初に自分で取り付けるパーツでインク交換の要領で簡単に取り外せるようになっています。購入時にご自身で取り付けたはずなのですが覚えていらっしゃいますか?

MP610プリントヘッドの交換

引用:CANONホームページより

 

このプリントヘッドですが、8年ほど前はCANONより定価3980円で購入できていました。諸事情によりこのプリントヘッド単体の販売は行わなくなってしまいました。

プリントヘッドが簡単に取り外せるようになっているのはインク詰まりとかで修理交換が必要になることが前提とされているからかと思いますが、メーカーに修理を依頼すれば一律1万円ほどの修理代がかかりました(現在はMP610のアフターサービスは終了しています)。この部品さえ手に入ればわざわざ修理に出す必要もなく部品代で済むのにです。

メーカーの諸事情はわかりませんが、メーカーからのプリントヘッドの販売が停止してしまったので、あるいはアフターサービスも受けることができなくなってしまったのでプリントヘッドは自分で手に入れるしかなくなってしまいました。

現在、本当の新品であるプリントヘッドはかなり少ないようです。再生品あるいはリファービッシュ品と表示されているものは純正と同じような箱やアルミフィルムに包まれていますがいわゆる中古をクリーニングした流用品のようです。アマゾン等で9800円から12,000円程度で販売されています。

ヤフオクで探すとジャンク品のプリントヘッドが300円~1,000円くらいで大量に出品されていますが、購入しない方が良いでしょう。ほぼゴミです。というかゴミです。

ジャンクプリントヘッド MP610

本当に使えるなら再生品で10,000円前後で売れますから1,000円のものを購入してみても泣き寝入りになるどころか、本体まで壊したこともありました。

ちなみにテストプリント(あるいはノズルチェックパターンの確認)の際に特定の色が出なかったり擦れたりしている場合で洗浄で直る場合と基板の故障の場合とはある程度見分けがつきます。インクが詰まっている場合は特定の色が出ていない感じでかすれていたり、全く出ていない場合に多いです(例外としてPGBKが全く出ていないパターンはプリントヘッドの基板の故障だと思われます)。反対に、基板の故障の場合はPGBKの網目の部分が一定のパターンで印刷されていなかったり、カラーの部分の帯が2段に印刷されていたり(上が濃くしたが薄い)、一定の間隔でカラーの帯に白い縞が入る場合などがあるようです。

もし、ジャンクプリントヘッドにチャレンジしてみたいという方は参考にしてみてください。基板の異常の場合は手を出さない方が良いですが・・・。

それにしてもプリントヘッド基板の修理ってできないのかなぁ?

恐らく基板側の故障の例

PGBKのパターンがおかしい カラーが2段に分かれる カラーに縞模様 PGBKが全く印刷されない
プリントヘッドの異常1 MP610 ノズルチェックパターン カラーが2段に分かれる MP610 プリントヘッドの異常3 縞模様 ストライプ PGBKが印刷されない ノズルチェックパターン

画像は以下のサイトから引用させていただきました。

マグマ大使の道具箱 様

ヤフー知恵袋 より

せせくるブログ 様

-MP610の魅力

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