ネタ詰まりを起こしていて、ブログとは思えない更新頻度ですが久しぶりにヤフーオークションでジャンクプリンターをゲットしましたので、ご報告したいと思います。はたして、素人のかんたん修理で直すことができるのでしょうか。
今回のジャンクさんは、こんなプロフィールです。
出品期間が約5日ほどで開始時の価格1,000円で落札出来ました。送料は1,793円でしたので、送料の方が高かったですね(笑)。評価件数が16943件の出品者なので、リサイクル業者さんの出品のようです。
私の大好きなエラー「6A00」でした。
最近のヤフオクでのMP610 の出品状況【2019年】
もう明らかにタマ数が少なくなりましたね。プリントヘッドに関してはすべてリユース品になっているようです。恐らく数年前に新品と謳っていたものもすべてリユース品だったのではないかと推測しますが。リユースなのに8,000円台とかなり強気です。
本体は38台が出品されていました。その内訳は
・恐らく正常・・・8台(うち返品保障のショップが5件:ノズル状態不明)
・ノズルチェックパターン不良・・・9台
・ヘッド認識せず・・・3台
・ヘッド無し・・・2台
・電源入らず・・・16台
恐らく正常と思われるものも12,000円以上ですので、なかなか手が出しずらいですね。それにしても、電源入らないジャンクの割合がかなり増えました・・・。
なんで6A00エラーが大好物なの?
同じジャンクでも「U052」エラーだったり、電源が入らないものはどんなに安くても正常なプリントヘッドを回収するのは難しいですが、6A00のエラーであれば、紙詰まりなどの物理的な異常であることが多いため、うまくいけばちょっとした清掃で直ってしまうことが多いです(なぜか直らなかったこともあります)。もし、本体がダメでも、正常なプリントヘッドが格安で手に入る場合があるので、2度おいしいジャンクだと思っています。
ちなみに、最近はリユース品で出回っているのでプリントヘッドが手に入りやすいのですが、代わりに正常な本体がかなり希少になってきました。
今回のジャンク(6A00エラー)はどうだったか
さて、早速電源を入れてみます。以前、6A00 ジャンクとして購入したものが届いてみたら全く問題がなかったケースもありました。
電源を入れると、当たり前ですが画像の6A00エラーが表示されて、全面の緑色とオレンジのランプが交互に点滅します。
スキャナユニットを持ち上げて、プリントヘッドと内部を覗いてみました。すぐに紙が詰まっているのが目視で確認できました。今回は分解しなくても良さそうです。
詰まった紙を引きずり出すと、クシャクシャになったB5用紙が1枚出てきました。
次のステップに進みます
紙を取り出すと、無事に6A00 エラーは解決したようです。次にプリントヘッドの状態をチェックするためにノズルチェックパターンを印刷してみます。落札したMP610はインクが1つもセットされていない商品でしたのでインク詰まりは心配でした。
新品のインクをセットして初めてテストプリントしたものがこちらです(笑)。
何度か強力クリーニングを行いましたが、どうしても染料のBK(ブラック)だけはインクが出てくれません。最終的になんとか上の方の一部が出てきました。
本体の基板の問題か、プリントヘッドの問題か振り分けるために、正常動作の別のMP610からプリントヘッドを持ってきました。正常にノズルチェックパターンが印刷されました。どうやらプリントヘッドに異常があるようです。プリントヘッドの物理的なインクつまりなのか、プリントヘッドの基板か。症状からはいまいちわかりませんでした。
これ以上クリーニングを行ってもインクの無駄なので、プリントヘッドの徹底洗浄を行いました。方法は過去の記事をご覧ください。
参照記事:Canon MP610 プリントヘッドの洗浄(プリンターインク詰まり修理)
結局どうなったの?
洗浄後のプリントヘッドをセットして、ノズルチェックパターンを印刷します。緊張の瞬間です。結果は、、、、
BK出た~!!!!!
実は、完全ではないんですね。拡大するとわかるのですが、ところどころカスレています。これは恐らくプリントヘッドの基板がおかしいときに出るパターンです。まぁ、普通に印刷する分にはわからないんですけどね。
サービスモードでチェックしてみました
使用具合の確認にいつものサービスモードで使用状況のチェックを行ってみました。ちなみに、サービスモードについては過去の記事で詳しく解説しています。
参照記事:MP600/610のサービスモード(メンテナンスモード)の使い方
LPT(ラストプリント)が2012年2月26日となっていますから、約7年ぶりの復活です。復活してくれてありがとう!大事に使います。
廃インクタンクの使用率も9.8%、なにより総印刷数が182枚とかなり使用が少ない当たりの個体でした。
プリントヘッドのクリーニングに手間がかかりましたが、やはり6A00 はジャンクの中では当たりを引く確率が高いという結果でした。送料込み2,790円。動作品のプリンターをゲットできたことと、有意義な時間を過ごせたことに感謝。
【2012年の過去のブログ】
本日もヤフオクでジャンクプリンターを2400円で入手しました。
今回はお近くの方だったので、直接受け取りしたため送料はかかりませんでした。
ジャンク理由は「6A00」のエラーメッセージが出るとのことでした。
ネットで検索するとどうもパージユニット(プリントヘッドが印刷を行っていないときに待機している場所)に問題が発生しているケースが多いようです。
さっそく、いつも通り分解です。分解方法は過去の日記を参考にしてください。MP610の分解の記事はこちらです。
さて何がいけなかったのでしょう。
パージユニットは右の奥にあります。プリントヘッドが邪魔なときは左側に移動させてください。
いろいろなトラブルが原因でパージユニットが正常に動作しないとエラーが出るようです。
たとえば、
A 紙などの異物が詰まってヘッドが所定の位置に戻れない。
B スポンジが浮き上がってヘッドが戻れない。
C ギアに異物が詰まって途中で止まってしまう。
私のケースはCでした。この管は何でしょう?引き抜いてしまいましたが、恐らく今後何らかのトラブルにつながると思われます(笑)。
ひとまずエラーが出なくなりました。
今後何かありましたらご報告したいと思います