Canon MP610を分解・修理してみよう!

Canonの名機「PIXUS MP610」。プリントヘッドの洗浄や本体の分解、詰め替えインクのコストなどを勝手に解説。

インクジェットプリンターの長期保管法まとめ 

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プリンターの保管

ご家庭でインクジェット複合機を利用される場合、年賀状の時期だけという方もいらっしゃると思います。

しばらく印刷を行っていないとインクが詰まって印刷がかすれたり全く色が出ないようになってしまうことがあります。私の場合は、メインの4台(自宅1台、職場3台)は毎日稼働させているのですが、ストック用のプリンター5台はメインのMP610が故障しない限りずっと保管したままですのでプリンターの長期保管について各メーカーのサイトを調査してみました。

※実際に詰まってしまっている場合はこちらの記事を参考にしてください。

参照記事Canon MP610 プリントヘッドの洗浄(プリンターインク詰まり修理)

 


Canonプリンターの場合CanonサイトのQ&Aより)

【詳細2】長期間お使いにならないときの注意

定期的(1ヶ月に一度程度)に印刷をされる事をお勧めします。
長期間プリンタをご使用にならない場合、プリントヘッドを良好な状態に保つため1ヶ月に1度を目安に、印刷、もしくはプリントヘッドのクリーニングを行うことをお勧めします。

プリントヘッドには高精度印刷実現のため、多数のノズルがあります。
サインペンやマジックが長期間使用されないとキャップをしていても自然にペン先が乾き、書けなくなるのと同様に、プリントヘッドも長期間使用されないと、インクの目詰まりを起こす場合があります。
定期的に印刷することでこうした目詰まりを未然に防ぐ事ができます。

 

EPSONプリンターの場合エプソンのよくある質問FAQより

 カラリオプリンターの日ごろの保管状態、使用状態を良好に保つことが、長くお使いいただくためのポイントです。

以下に最適な取り扱い方法についてご紹介します。

  1. プリントヘッド(ノズル)の目詰まりを防ぐことが重要です
  2. 紙詰まりを防ぐために注意していただくこと
  3. プリンターは定期的にご使用ください
  4. プリンターの保管・輸送時に注意していただくこと
ここでは、PM-G730を例にして説明します。

1.プリントヘッド(ノズル)の目詰まりを防ぐことが重要です

目詰まりが頻繁に発生しますと、プリンターに負担を掛けます。
日ごろのご使用や保管において以下の点に心がけることで、目詰まりの発生を防ぐことができます。

プリンター電源の「オン/オフ」

インクジェットプリンターには、プリントヘッドの乾燥を防ぐためのキャップがあります。
通常、印刷終了時や電源を「オフ」にしたとき、自動的にプリントヘッドが右端のキャッピング位置に移動し、キャップされますが、動作中に突然電源が切れたりすると正しくキャップされず、乾燥してしまいます。
電源の「オン/オフ」は、必ずプリンター本体の電源ボタンで行ってください。

また、動作中に急な電源「オフ」が起こることを未然に防ぐためにも電源プラグは、スイッチ付きテーブルタップなどに接続せず、壁などに直付けされたコンセントに差し込んでください。

エプソンプリンターの長期保管

インクカートリッジ

インクカートリッジは個装箱に記載されている期限までに使用することをお勧めします。
また、開封後は6ヵ月以内に使い切ってください。

プリントヘッドの目詰まりを防いでいても環境などによっては、目詰まりをしてきれいに印刷されない場合があります。
また、製造後長期間経過したインクカートリッジを使用すると、インクの発色が低下したり、目詰まりが発生することがあります。
印刷品質を重視する写真などを印刷するときや大量に印刷する場合は、印刷を行う前にノズルチェックを行うことをお勧めします。

3.プリンターは定期的にご使用ください

目詰まりを防止するために、定期的に印刷を行ってください。
万年筆などを長期間放置すると乾燥して書けなくなるのと同じように、プリンターを長期間使用しないとプリントヘッド(ノズル)が乾燥して目詰まりする場合があります。
これを防ぐには、定期的に印刷することをお勧めします。
定期的に印刷することで、プリントヘッドを常に最適な状態に保つことができます。

プリンターの保管の注意 長期

プリンター保管時の注意点

プリンターを保管するときは、インクカートリッジを取り付けたまま、水平な状態で保管してください。
なお、プリントヘッドのノズル(インクを出す穴)は、とても小さいためホコリが付いただけでも目詰まりする場合があります。
使用しないときは、内部にホコリが入らないように可能な限り排紙トレイなどの開口部を閉じてください。

給紙口カバーがある機種については、用紙を外してから給紙カバーを閉じてください。
給紙口カバーがない機種については、プリンター内部にホコリが入らないようにセットしてある用紙を外し、布やシートなど(静電気が起こりにくい物)を掛けておくことをお勧めします。
長期間使用しない場合もインクカートリッジは、絶対に取り外さないでください。
プリントヘッドがキャップされない状態になり、乾燥して印刷ができなくなるおそれがあります。

 

 

HPプリンターの場合ヒューレットパッカードのホームページより)

プリントカートリッジの保管

   注意:
プリントカートリッジ/プリントヘッドで誤った保管をされると、ノズル(インク墳出口)が乾燥し損傷する原因になります。湿度のある環境で保管し、ノズルにあたるものがないように保管してください。プリントカートリッジおよびプリントヘッドは、購入時の保護テープやキャップを外した後は、乾燥を防ぐためプリンターに取り付けたままにしてください。プリンターからはずして保管する必要がある場合は、ノズル(インク墳出口)を上にして、密封式の容器に保管してください。その際、水で湿らした布や脱脂綿などを容器にいれてください。容器の蓋などノズルにあたるものがないようにおき、ビニール袋には保管しないでください。
HPプリンターの長期保管
   注意:
  • ノズルを上向きに保存します。
  • 密閉式のプラスチィック容器はスーパーなどで市販されているものでご使用可能です。
  • ポリ袋には保管しないでください。
  • ノズルにテープをはらないでください。色がまざる原因となります。
  • 新品のインクカートリッジには、オレンジのタブが着いている製品があります。一旦開封されたインクカートリッジからは、オレンジのタブは外しておいてください。
番号 : インクノズル部分には触れないでください。

EPSONプリンターの長期保管

 

まとめサイトのようになってしまいましたが結論として

  1. 長期保管時にはインクカートリッジは外さない。
  2. 保管用にカートリッジは純正カートリッジ推奨。ただし残量が少ないなら互換カートリッジ満タンの方が良いかも。
  3. 開封したカートリッジは長期保管不可。メーカーは6か月以内を推奨。開封前はCanonインクは30か月。
  4. 1~2か月に一度、簡単なコピー程度のプリントでいいので印刷を実行すること。起動時に自動でクリーニングがある。

インクジェットの弱点ですので仕方ないですが、保管しているストック(5台)を毎月起動するのはキツイなぁ・・・。

-MP610の魅力

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