Canon MP610を分解・修理してみよう!

Canonの名機「PIXUS MP610」。プリントヘッドの洗浄や本体の分解、詰め替えインクのコストなどを勝手に解説。

【Canon MP610】プリンター用紙のインク汚れの原因判明 修理

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インクふき取りクリーニング

プリントアウトした用紙の裏がいつしか黒いスジが出るようになってしまいました。あまり使わない機能ですが、プリンターのユーティリティーで「インクふき取りクリーニング」という機能があります。

用紙送りのローラーが汚れている場合にはこちらを何回か繰り返せばインク汚れが解消されるのですが、今回は何度行っても結構べっとりと汚れが付いてきました。用紙の裏(右側が特に)にスジ状に汚れが付きます。実は、この右側だけが汚れるというのも原因推測のポイントでした。

インク汚れ プリンター用紙

はじめはインクが漏れているのではないかと一生懸命プリントヘッドを外したりしながらローラー部分を中心にアルコールを付けた綿棒などで掃除してみましたが、手が汚れるだけで改善しませんでした。


早速原因を探したいと思います

思い切って、いつものように分解してみると、画像のように本体右前方のパージユニットのインクを吸収するスポンジが引っかかって取れかけていました。
プリンター修理 MP610 パージユニット

これのせいで用紙が送られる際に直接用紙にインクが付いてしまっていたようです。

もとの位置に戻してついでにパージユニット回りもアルコールできれいに掃除しました。無事修理完了。

参考までに正常な状態の画像を貼っておきます。
正常なパージユニット MP610 分解修理

同じような現象が起こった場合は、懐中電灯で覗いてみるといいかもしれませんね。

他の理由による用紙のインク汚れ

もう使いすぎだと叱られてしまいそうですが、廃インクエラーをリセットして使い続けたら廃インク吸収体からインクが漏れて大変なことになっていたことがあります。

廃インク吸収体エラーのリセットはこちらの記事で紹介しています。

参照記事:廃インクエラー対処法(インク吸収体が満杯に・・・) 【MP610】

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